寒くなってくると、食卓に登場する回数が増えるのが「鍋」ですよね。
具材を食べ終わったあとの楽しみといえば、
やっぱり「しめ」。
具材のうまみが溶け出したスープで作る雑炊やうどんは、
鍋のいちばんのごちそう、という人も多いのでは。
でも、「雑炊がべちゃっとしてしまう」
「スープが煮詰まって味が濃すぎる・・・」
なんてこともありますよね。
そこで、鍋のしめのおすすめと、
雑炊とうどんを美味しく作るコツについて調べてみました。
鍋のしめは雑炊とうどん、どっちがいい?
しめに何を合わせるかは好みですが、
鍋のスープの味で選ぶと失敗しにくいです。
| 鍋の種類 | 定番のしめ |
|---|---|
| 水炊き・寄せ鍋・カニ鍋など、あっさりした鍋 | 雑炊 |
| すき焼き・キムチ鍋など、味の濃い鍋 | うどん |
| もつ鍋・豆乳鍋など | ちゃんぽん麺・ラーメン |
| トマト鍋・カレー鍋など | チーズを入れたリゾット |
あっさりしただしは、お米にしみ込ませて雑炊にすると、
やさしい味でうまみをしっかり味わえます。
一方、味の濃いスープは、
麺にからめるとちょうどよい味になりやすいんですね。
しめを作る前の下準備
美味しいしめを作るには、ご飯や麺を入れる前のひと手間が大切です。
アクと余分な脂を取る
具材を煮たあとのスープには、アクや脂が浮いています。
そのまま作ると、雑味が出たり、くどくなったりするので、
おたまやアク取りで、ていねいにすくっておきましょう。
魚の骨やカニの殻、細かいくずなどが多いときは、
スープを一度ザルでこしておくと口当たりがよくなります。
スープの量と味を確かめる
鍋を長い時間煮ていると、スープが煮詰まって味が濃くなっています。
まずは味見をして、
濃すぎるときは水やだしを足して調整しましょう。
逆に、具材から水分が出て味がうすいときは、
塩やしょうゆを少しずつ足していきます。
一度に入れると濃くなりすぎるので、
「少し足して味見」をくり返すのがコツです。
雑炊を美味しく作るコツ
ご飯を洗うかどうかで食感が変わる
雑炊をさらっと仕上げたいなら、
ご飯をザルに入れて、さっと水で洗うのがおすすめです。
ご飯の表面のぬめりが取れるので、
スープがにごりにくく、さらさらの雑炊になります。
とろっとした食感が好きな場合は、洗わずにそのまま入れてOKです。
ちなみに、ご飯を洗ってさらっと仕上げたものを「雑炊」、
洗わずに煮込んでとろっとさせたものを「おじや」と呼び分けることもありますが、
地域や家庭によって呼び方はさまざまなようです。
スープとご飯の割合
ご飯に対してスープが少ないと、
すぐに水分を吸ってべちゃっとしてしまいます。
レシピサイトでは、ご飯150gに対してスープ400mlくらいを
目安にしているものもあります。
スープが足りなければ、水やだしを足しましょう。
煮込みすぎない
ご飯を入れたら、煮込みすぎないのがポイントです。
ご飯がスープを吸ってふくらむと、
べちゃっとした食感になってしまいます。
ひと煮立ちして、ご飯がほぐれたら卵を入れる準備をしましょう。
卵は火を止める直前に
溶き卵は、スープが煮立ったところに回し入れます。
すぐに火を止めてふたをし、
1〜2分ほど蒸らすと、
卵がふんわり半熟に仕上がります。
卵を入れたあとにぐるぐるかき混ぜると、卵が細かくなってしまうので、
少し待ってからやさしく混ぜるくらいがちょうどいいです。
仕上げに、ねぎや三つ葉、刻みのり、ごまなどをのせると、
香りがよくなって見た目もきれいになります。
うどんを美味しく作るコツ
冷凍うどんが手軽
しめのうどんには、冷凍うどんが手軽で便利です。
凍ったまま鍋に入れられるものが多いので、
袋の表示を確認して使いましょう。
ゆでうどんを使う場合は、
さっと湯通しするか水で洗ってから入れると、
表面の粉やぬめりが落ちて、スープがにごりにくくなります。
乾麺を使うときは、別の鍋でゆでてから入れると、
スープがとろみでもったりするのを防げます。
味を変えて楽しむ
うどんのしめは、ちょっとしたアレンジもしやすいです。
- 溶き卵を入れて、卵とじうどんに
- すき焼きのしめに、生卵をからめて
- 寄せ鍋のスープにカレールウを溶かして、カレーうどんに
いつもと違う味になるので、
家族の好みに合わせて試してみるのも楽しいですね。
雑炊・うどん以外のしめのアイデア
雑炊やうどんに飽きてきたら、ほかのしめも試してみてはいかがでしょう。
ラーメン・ちゃんぽん麺
もつ鍋や豆乳鍋、みそ味の鍋には、中華麺がよく合います。
袋の表示どおりにゆでた麺を入れたり、
スープで煮込めるタイプの麺を使ったりすると手軽です。
チーズリゾット
トマト鍋やカレー鍋のしめには、
ご飯とチーズを入れてリゾット風にするのが人気です。
仕上げに黒こしょうをふると、ぐっと大人の味になります。
おもち
おなかに少し余裕があるときは、おもちもおすすめです。
小さめに切ったおもちを入れて、やわらかくなるまで煮れば、
お雑煮のような味わいになります。
小さな子どもやお年寄りが食べるときは、
のどに詰まらせないように小さく切ってあげてくださいね。
スープが残ったときは
しめまで食べきれずにスープが残ったときは、
そのままコンロの上に置きっぱなしにせず、
別の容器に移して早めに冷まし、冷蔵庫で保存しましょう。
次の日に使うときは、しっかり沸騰させてからにすると安心です。
まとめ
鍋のしめについてまとめると、
- あっさりした鍋は雑炊、味の濃い鍋はうどんが定番
- しめの前に、アクと脂を取って味見をする
- 雑炊は、ご飯を洗うとさらっと、洗わないととろっと仕上がる
- 卵は回し入れたら火を止めて、ふたをして蒸らす
- うどんは冷凍うどんが手軽
最後まで美味しく食べきって、
鍋の季節を楽しみたいですね。
鍋のだしやしめについては、こちらの記事もどうぞ。
「カニ鍋のだしを美味しく作る方法は?具材としめについて」

