血液検査のCK値の基準値は?高い、低いと何が問題?

悩み

人間ドックや健康診断などで行うのが「血液検査」。

その血液検査の結果にはいろいろな数値が書かれています。
γGTPや血中脂質など、有名なものならなんとなくわかるのですが、
見慣れない項目も多いですよね。

今回はこの血液検査の数値の中で「CK値」について、
基準値から高いとどうなるのか、低いとどうなるのか
について紹介します。

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血液検査のCKって何?

CKというのは「クレアチンキナーゼ」の略で、
リン酸の転移酵素のことを意味します、

具体的にこの酵素は何なのかというと、
主に筋肉の中に存在する酵素で、
筋肉の収縮などに必要なエネルギーを運ぶ役割があります。

例えば激しい運動をしたり、ケガをした場合などは
血中に分泌されるCKの量が増えます。

ただ、特に激しい運動をしていない、特に怪我もしていない、
という場合に数値が高い場合などは何か問題がある可能性があります。

こういった筋肉関係の問題を調べるのがCKの数値になります。

CKの基準値は?

CKはIU/Iという単位で表します。

一般的な基準値は
男性で60~270IU/I、
女性で40~150IU/I
となっています。

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ただ、CKの値は筋肉の量に比例するので、
体を鍛えていて筋肉が多い人とお年寄りなどでは個人差はありますが、
だいたい上の数値の範囲内になるようです。

CKの数値が高い場合の問題は?

CKが基準値よりも高い場合は、
骨格筋・心・神経筋の疾患などの可能性があります。

関係する病気としては、
骨や筋肉に直接かかわる病気として、
・筋ジストロフィー症
・皮膚筋炎
・多発性筋炎など
心臓に関わる病気として、
・急性心筋梗塞
・心膜炎など
神経に関わる病気としては、
・てんかん
・重症筋無力症など
また他にも脳梗塞がん、甲状腺機能低下症の可能性もあります。

CKの数値が低い場合の問題は?

CKが基準値よりも低い場合は、
・甲状腺機能亢進症
・関節リウマチ
などの病気の可能性があります。

まとめ

今回は血液検査のCKについて紹介しました。
いろいろな病名を挙げましたが、あくまで可能性なので、
CKが高い、低いから病気になっているというわけではありません。

運動をするだけでCK値は上がりますので、
たまたまその時の数値が基準値から外れていただけ、
という場合もあります。

気になる場合は病院で再検査などしてもらうのがいいでしょう。

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