気候が温かくなって夏が近づいてくると、いろんな虫が出てきます。
たぶんほとんどの人にとって嫌な存在だと思います。
そんな虫で厄介なのが「毛虫」ですね。
庭などに木を植えているような場合、毛虫が大量に発生したりします。
庭などで毛虫が出てきても大変なのに、これが家の中に出てきたら・・・。
こんな家の中で毛虫が出た場合の駆除方法などについて紹介します。
なぜ家の中に毛虫が出る?
そもそも、なぜ家の中に毛虫が出るのでしょうか。
まずは、家の庭などに毛虫が好む植物(木など)があるという点です。
近くに毛虫が発生する場所があるということですね。
これが自分の家の庭だけでなく、近所の庭に木がある場合でも毛虫が出ることがあります。
ただ、これだけなら庭などの外で毛虫を見るのは分かりますが、室内に毛虫がいる理由になりません。
家の中に毛虫がいるということは、毛虫が侵入できる経路がどこかにある、ということになります。
毛虫は意外と行動力があるため、もし家の網戸などが破れていたり、
昼間などに扉を開けっ放しにしていたりすると、毛虫が家の中に入ってくることがあります。
また、壁などに生える苔などをエサにしている毛虫もあるので、そういった毛虫がエサを求めて家の中に入ってくることもあります。
また毛虫の親である蛾が家の中に入ってきて、壁などに卵を産み付けて、それが孵化して毛虫になるという場合もあります。
毛虫を予防する方法
では、毛虫を予防する方法を紹介します。
毛虫の予防は、屋外対策と室内対策があります。
毛虫の屋外対策
まずは屋外での対策です。
これは毛虫そのものを発生しなくすることになります。
一番の対策は、毛虫が好む木を植えないことなのですが、
いろんな都合でそれは無理な場合が多いでしょう。
毛虫の屋外対策としては、天敵である鳥を使う方法があります。
簡単に説明すると、鳥を餌付けして呼ぶことで毛虫を食べてもらおうということです。
ただ、家庭菜園などをしていると鳥は作物を食べてしまうので、あまりおすすめできないのも事実です。
他には、木に殺虫剤を散布する方法や、葉っぱを定期的にチェックして、卵のうちに駆除するという方法があります。
毛虫の予防方法についてはこちらの記事も参考にしてみてください。
「毛虫を寄せ付けない方法は?予防方法と初期の駆除について」
毛虫の室内対策
毛虫の室内対策では、毛虫を家の中に入れない方法になります。
家の中に毛虫がいるということは、毛虫の侵入経路があるということになります。
まずは、網戸などの侵入できそうな場所をチェックしておきましょう。
網戸には、よく蛾がとまっていることがありますが、これも原因になります。
網戸などに穴などの隙間がある場合、そこから蛾が入り、
家の壁や屋根裏などに潜伏して、知らない間に卵を産み付ける場合があります。
こうならないためにも、普段から網戸の破れや穴などがないか確認しておきましょう。
穴があればすぐに修繕しておきます。
また、網戸や軒先に虫コナーズなどを吊り下げたりするのもいいでしょう。
家の中の毛虫を駆除する方法
毛虫が厄介なのは、針の毒なのですが、適当に扱うと、この針が飛び散ってしまいます。
また、素手で触るわけにもいかないので、駆除は結構大変です。
そんな毒針が飛び散るのを防ぐための商品が販売されています。
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【あす楽】チャドクガ毒針毛固着剤(チャドクガ防除剤) 180ml チャドクガ 毒針 毒毛 飛び散り 防止 固める スプレー |
このスプレーは殺虫剤ではありません。
毛虫とその毒毛を固まらせて被害を防ぐというものです。
そのため、殺虫成分は入っていません。
毛虫を丸ごと固めるので、簡単に駆除することができます。
家の中の毛虫を駆除するのなら、このスプレーは最適でしょう。
殺虫成分がないので、小さいお子さんやペットがいる家庭でも安心して使用できますよ。
もちろん、外でも使うことができます。
また、毛虫用の殺虫剤スプレーもあります。
ただ、たとえスプレーで殺したとしても、毒針が飛び散る可能性があります。
そのため、殺した毛虫は 必ずビニール袋や新聞紙で包んで捨てましょう。
まとめ
毛虫が家の中で発生した場合の対策について紹介しました。
一番注意するポイントは、毒針が飛散しないようにすることです。
また、網戸などが侵入経路になるので、穴などがないか十分チェックするといいでしょう。
毛虫の駆除についてはこちらの記事も参考にしてみてください。
「毛虫が発生する時期は?種類と駆除方法について」