最近テレビや雑誌などで取り上げられている「乳酸キャベツ」。
いろいろと体にいい効能があるようですね。
そこで今回はこの「乳酸キャベツ」の作り方と効果・効能などについて紹介します。
乳酸キャベツとは?
乳酸キャベツは、ドイツでは国民食と呼ばれるほどのもので、
ドイツ語では「ザワークラウト」と呼ばれています。
キャベツに塩を加えてできる発酵保存食で、
冬の間の保存食としてかかせないものとなっています。
キャベツには植物性乳酸菌が付いていて、それを発酵させることで、
乳酸菌が増殖します。
キャベツは食物繊維も豊富で、ビタミンも、
ビタミンU、ビタミンB、ビタミンCなどが豊富です。
乳酸キャベツの効果・効能は?
乳酸キャベツの一番の効果は、腸内環境を整えることです。
キャベツには多くの食物繊維が含まれるため、便秘解消につながります。
また、キャベツに含まれるビタミンU(別名キャベジン)は、
肝臓の解毒作用を活性化させるため、デトックス効果が期待できます。
腸内環境が整うことに加えて、ビタミンB、ビタミンC、ギャバなどの効果で、
美肌効果も期待できます。
また、カロリー燃焼を促進する作用もあるため、ダイエットにも効果が期待できます。
乳酸キャベツの作り方は?
乳酸キャベツの作り方は実は簡単です。
まず材料ですが、
キャベツ1玉に対して、粗塩が小さじ4、
きび砂糖が小さじ1/2
の割り合いが目安です。
また、スパイス類を加えるのもおすすめです。
作り方は、
まず、キャベツの外葉がある場合は剥いてから、
4等分にして芯を切り落として洗い、水気をきって千切りにします。
細かいほど発酵しやすくなります。
次に、まずは袋に半分の量のキャベツを入れ、
半分の量の塩を入れて混ぜます。
その後、残りのキャベツと塩、として砂糖を加え、
袋の上からなじませるようによくもみます。
大きめの密閉袋1枚に、ちょうどキャベツ1個分が入ります。
次に、手でギュッと押して、余分な空気を抜きます。
(空気の量が多いと発酵がすすまないため、きちんと空気を抜きます)
その後、袋の口を閉じ、重しをのせて常温で置いておきます。
(重しは500mlのペットボトル3本分程度)
発酵させるのに、だいたい3〜6日間程度置いておきます。
時々味見をしてみて、酸味があり、泡(炭酸ガス)が出ているなどがあれば、
発酵しています。
その後、清潔な瓶などに中身を移します。
その後は冷蔵庫で保存します。
日が経つごとに酸味がでて旨味が深くなっていきます。
だいたい冷蔵庫で1ヶ月程度保存できます。
使い方としては、そのまま食べてもいいですし、
肉やソーセージなどと煮込んでもおいしく食べられます。