日本には多くのお祭りがありますが、お祭りと言えば神輿ですよね。
石川県で行われる「石崎奉燈祭」では、神輿ではなく奉燈を使うのが特徴的です。
この奉燈のことは、地元ではキリコと呼ばれますが、
他の祭りとは違った雰囲気を演出してくれます。
今回はこの石崎奉燈祭の日程・駐車場と、掛け声・スケジュールについて紹介します。
石崎奉燈祭の日程・アクセス・駐車場について
石崎奉燈祭は、毎年8月の第1土曜日に開催されます。
2018年の石崎奉燈祭の日程は、
8月4日(土)
となっています。
会場は、
堂前広場(住所:石川県七尾市石崎町)
で開催されます。
会場へのアクセスは、
電車の場合、
JR金沢駅より特急かがり火で「和倉温泉」駅下車から徒歩約5分
車の場合、
のと里山海道「徳田大津」JC経由、能越自動車道「和倉」インターより約3分
能越自動車道「七尾」インター経由「和倉」インターより約3分
となっています。
石崎奉燈祭の駐車場ですが、無料駐車場が用意されます。
収容台数は600台分ありますが、夜になるまでに満車になってしまうようです。
そのため、早めに到着するようにするといいでしょう。
石崎奉燈祭ってどんなお祭り?
石崎奉燈祭は、石川県七尾市石崎町に伝わる夏の一大イベントです。
このお祭りは、1889年から続いている伝統あるお祭りとなっています。
お祭りの由来としては、当時、石崎町では火事が多く困っていたため、
漁で使う網を修理・制作する網大工さんが、古くて巨大な灯籠を祭りに利用しました。
それ以来、火事の被害がなくなったため、その後のお祭りには灯籠が使われるようになりました
これが石崎奉燈祭の始まりと言われています。
石崎奉燈祭の見どころは?
石崎奉燈祭の見どころとしては、「掛け声」と「キリコ」です。
石崎奉燈祭では、7つの地区で大小さまざまなキリコを出します。
キリコは、高さが12〜13mもあり、総重量は2tにもなります。
このキリコの正面には、縁起がいいとされている漢字3文字が書かれていて、裏側には武者の絵が描かれています。
キリコには車輪などはついていないので、男性100人がかりで担ぎます。
このキリコをお囃子に合わせて、漁師町の狭い路地を練り歩く姿は圧巻です。
「サッカサイ、サカサッサイ、イヤサカサー」という掛け声とともに、キリコを上下に揺らします。
夕方になると、漁の大量祈願をするのですが、
その前後に行われる「大奉燈堂前乱舞」が一番の見どころとなります。
大奉燈堂前乱舞では、7基のキリコが堂前広場に集合し乱舞します。
このお祭りの見どころは、巨大なキリコが軒先をギリギリですり抜ける様子とも言えますね。
石崎奉燈祭のスケジュールについて
石崎奉燈祭は、前夜祭と本祭があります。
金曜日の前夜祭のスケジュールは、
少年部奉燈前夜祭が10:00~19:30
西三区奉燈前夜祭が15:30~22:00
土曜日の本祭のスケジュールは、
9:00 石崎小学校マーチングパレード
14:00 東三区出発 東へ向かう
14:20 東四区出発 西へ向かう
14:40 東一区先頭に出発 堂前へ向かう
15:00 東四区先頭に出発 堂前へ向かう
15:20 東一区、東二区、東三区、東四区、西二区、西一区順に堂前入場大奉燈堂前乱舞
16:30 大漁祈願祭
17:10 大奉燈堂前乱舞
18:00~20:00 休憩
20:00 堂前出発
20:50 堂前到着
24:00 解 散(予定)
となっています。