最近いろいろなところで注目されているのが
「亜麻仁油」と「えごま油」。
いろいろと体にいいということで注目されていますね。
効能などを見てみると積極的にとりたいと思いますが、
ちょっとくせのある油なんですよね。
なので、どっちがいいかについてと、
美味しく食べる方法についてご紹介します。
亜麻仁油とえごま油の違いと共通点
亜麻仁油とえごま油。
どちらもオメガ3脂肪酸が豊富な油です。
これにはαリノレン酸が豊富に含まれています。
αリノレン酸って何?ということについてですが、
人間の体に必要不可欠な必須脂肪酸です。
しかも体内で作ることができないので、
食べ物などから摂取しないといけないんですね。
αリノレン酸を摂取すると、
体内でEPAやDHAに変化します。
EPAやDHAは聞いたことがある方も多いと思いますが、
・アトピーやアレルギー(花粉症など)の改善
・血液をサラサラにする
・生活習慣病の予防と改善
・アンチエイジング
・中性脂肪を減らすのでダイエット効果も
・記憶力や学習能力を高める
・女性ホルモンのバランスを改善
・免疫力を上げる
といった効能があります。
他にも細かい効果があるのですが、
健康にはかなりいい油です。
このαリノレン酸が多い油として有名なのが
「亜麻仁油」と「えごま油」ですが、違いとしては、
亜麻仁油は、亜麻の種子である「亜麻仁」から抽出した油
えごま油は「えごま」から抽出した油
です。
油としては全く違うものですが、栄養面ではかなり似ています。
亜麻仁油とえごま油のどちらもαリノレン酸が豊富なのですが、
えごま油は全体の25%程度がαリノレン酸なのに対し、
亜麻仁油は50%弱もαリノレン酸を含んでいます。
なので成分だけでいうと亜麻仁油のほうがいい、
ということになりますね。
亜麻仁油とえごま油の味は?
じゃあ亜麻仁油のほうがいいかなぁ・・・となるのですが、
問題は亜麻仁油にはかなりくせがある、ということ。
なんだか青臭いような香りがあるので、
苦手な方だと食べたくなくなるかも・・・。
くせ、という意味ではえごま油のほうが少ないので、
えごま油のほうが食べやすいと思います。
(この辺りは個人の好みの問題があります)
まあくせがある、といっても油なんだから料理に使えば・・・
と思うところですが、問題なのはこの油は「熱に弱い」という点。
油を使った調理法といえばたいていは加熱しますが、
熱に弱いのでそれができないんですね。
だからそのまま摂取するしかありません。
くせが強いのがそのまま・・・ということになってしまいます。
亜麻仁油とえごま油の美味しい食べ方は?
油なのに加熱できない・・・となると、
美味しく食べるのに最適なのが「ドレッシング」でしょう。
野菜や他の料理などに直接油をかけてもいいのですが、
あんまり美味しくないんですよね。
だから油をそのまま使うドレッシングにするのがいいと思います。
コツとしては油にあるくせが気にならなくなるような味付けにする、
ということです。
いちいち作るのは面倒という方は、
市販されているものもあります。
ニップンオーマイ アマニ油 [オイル] 入り ドレッシング「和風たまねぎ」150ml×12本[ケース… |
ちょっとお値段がしますが・・・。
まとめ
この亜麻仁油やえごま油はかなり酸化しやすいので、
開封したらできるだけ早く使ってください。
だいたい2ヶ月以内が目安です。
それを過ぎたものは逆に毒になるので、
もったいないですが捨てるしかないようです。。