ダンボールなどに荷物を詰めるときに、
荷物が重いものの場合は、ダンボールの底が抜けないか心配になりますよね。
そういう場合には「ガムテープ」を使って底を補強していると思いますが、
どういうガムテープの貼り方をすれば底が抜けなくなるのでしょうか。
今回は、ダンボールの底を抜けなくするためのガムテープの種類や、
貼り方などについて紹介します。
ガムテープの種類と使う目的
ガムテープといってもいくつか種類があります。
一般的にガムテープと呼ばれているものは
「クラフトテープ」
「布粘着テープ」
という名前です。
よく使われる紙製のテープが「クラフトテープ」で、
布製のテープが「布粘着テープ」です。
余談ですが、本来の「ガムテープ」というものは、
糊がついている面に水をつけて使うもののことで、
実際に使ったことがある人はかなり少ないでしょう。
さらに余談ですが、ガムテープ以上に強度があるものに「ダクトテープ」というものがあり、
逆に剥がしやすく後が残りにくいテープとしては「養生テープ」があります。
一般的に荷物の梱包などに使うのは「クラフトテープ」か「布粘着テープ」となります。
強度は当然ですが、布粘着テープのほう強くなりますが、
値段も布粘着テープのほうが高くなっています。
ダンボールの底が抜けないガムテープの貼り方は?
ダンボールの底を抜けなくするガムテープの貼り方としては
「十字貼り」
というものがあります。
これは引越し業界では常識となっている貼り方で、
方法としては、普通は底面を閉じるようにガムテープを貼った後、
そのガムテープと十字になるようにガムテープを貼ります。
ダンボールの底は、中心部に最も圧力がかかります。
そのため、ダンボールの底が抜けるときは、中心部のガムテームが破れます。
これを防ぐために、ガムテープを十字に貼ります。
この時、十字に貼るガムテープは底だけでなく、側面に少し出るまで貼るようにしましょう。
たいていはこの十字貼りで十分強度が出ます。
どうしても心配であれば、さらに斜めに2つガムテープを貼り、
米の字の形になるように貼るといいでしょう。
H貼りについて
ダンボールの底をガムテープでH形に貼るH貼りをする方がいると思います。
H貼りは、ダンボールの底の開く部分の角を塞ぐように貼る方法ですが、
実はこれはあまり意味がありません。
さきほども説明しましたが、ダンボールの底は中央部分に力がかかるため、
角の部分を補強してもあまり効果がありません。
H貼りは手間もかかるため、同じ貼るのであれば、十字に貼ったほうがはるかに強度が上がります。
まとめ
ダンボールの底の強化は十字貼りをするとだいたい底がぬけることはなくなります。
ただ、重いものを入れ過ぎると当然底が抜けてしまいますので、
中に入れるものはほどほどにしておきましょう。