「潮来祇園祭禮」は、800年以上の歴史を誇る日本古来の例大祭です。
2016年は、4年に一度のすべての山車がそろって「総曳き」が行われる年になります。
無形文化財として登録されている「潮来ばやし」に合わせて、
若衆と山車と芸座連の一体となって行う曲曳きが見どころです。
今回はこの潮来祇園祭禮の日程や見どころ、山車の情報などについて紹介します。
潮来祇園祭禮の日程について
2016年の潮来祇園祭禮の日程は以下のとおりです。
日程:2016年8月5日(金)~7日(日)
時間:
5日(金):10:00~22:00
6日(土):08:00~22:00
7日(日):09:00~22:00
場所は
潮来市潮来地区 素鵞熊野神社ほか
で開催されます。
会場へのアクセスは、
電車の場合、JR「潮来駅」西口下車から徒歩約20分
車の場合、東関東道「潮来IC」より約4.5㎞
となっています。
なお、駐車場はありません。
また、祭り期間中は、会場周辺で交通規制が行われます。
交通規制が行われる時間は、17:30~21:30で、
潮来駅西口T字路~セイミヤ潮来店前の交差点間
の予定です。
潮来祇園祭禮の主なスケジュール
潮来祇園祭禮のスケジュールです。
・8月5日(金)
10:00~10:30 お浜下り
10:30~22:00 各町内山車乱曳き
18:00~21:00 駅前通り曲曳き
・8月6日(土)
08:00~22:00 各町内山車乱曳き
17:00~20:30 七丁連合
17:55~21:00 東部合同曳き
・8月7日(日)
09:00~22:00 各町内山車乱曳き
16:00~17:00 お山上り
潮来祇園祭禮の見どころは?
潮来祇園祭禮は、初日に二体の神輿(天王様、権現様)が出御する「御浜下り」で祇園祭がはじまります。
そして、中日に各町内の巡行を行い、最終日には還御(お山上り)が行われ祇園祭が終わります。
全14基の山車のほとんどは総欅造りで、潮来囃子の芸座連が山車に乗って演奏します。
また、山車の上部は、大人形や飾り物が上下にせり出す精巧な作りになっています。
祭りの見どころとしては、やはり「曲曳き」でしょう。
曲曳きでは、曳き手の若衆が潮来ばやしに合わせた
「のの字曳き」「そろばん曳き」などは必見です。
この「のの字廻し」とは、山車に向かって左前の車輪を軸として、
「の」の文字を描くように後輪を担ぎ上げるよう数回転させるものです。
「そろばん曳き」とは、山車をそろばんを反対にして前後に転がすように山車を曳き廻すものです。
その中でも一番盛り上がるのが、中日に行われる
「七丁連合」
「東部合同曳き」
です。
「七丁連合」は、西地区の7基の山車による合同曳きで、
「のの字曳き」などの曲曳きを披露します。
「東部合同曳き」は、東地区の6基の山車による合同曳きで、
踊り合戦などを披露します。
残念ながら、行われる時間帯が近いため、両方見るのは難しいようです。
その他の見どころとしては、
潮来祇園祭禮に花を添える「御神楽(獅子舞)の奉納」です。
奉納は、素鵞熊野神社、御仮宮、天満宮で行われます。
潮来祇園祭禮の山車の上には、様々な大人形や飾り物がつけられています。
また、山車の周りには「高彫り」という精巧で華麗な彫刻がはめられています。
山車のうちの3基は県の文化財にも指定されています。