全国各地にはいろいろなお祭りがありますが、
毎年山形県米沢市で開催される春のお祭りとして
「米沢上杉まつり」
があります。
名前に上杉とあるように、これは有名な戦国大名の上杉謙信に関するお祭りです。
上杉謙信を祀る上杉神社と、米沢藩第9代藩主で名君とうたわれた上杉鷹山、直江兼続を祀る松岬神社の春の祭礼となっています。
今回はこの米沢上杉まつりの日程・駐車場や見どころ・混雑状況などについて紹介します。
米沢上杉まつりの日程・アクセスとスケジュールについて
2018年の米沢上杉まつりの日程は、
4月29日(日)~5月3日(木)
となっています。
ちょうどゴールデンウィークの期間に開催されます。
主なイベントのスケジュールとしては、
4月29日
10:30〜 上杉神社例大祭
11:00〜 開幕祭、民踊流し、米沢時代行列
4月30日
10:00〜 松岬神社例大祭、献花祭
5月1日
10:00〜 献花祭、鯉供養祭、春風の宴
5月2日
19:00〜20:00 献茶祭、武締式
5月3日
9:00〜 上杉行列
9:30〜 神輿渡御
14:00〜 川中島合戦
となっています。
場所は
上杉神社、松岬神社、松川河川敷緑地公園ほか
で開催されます。
会場へのアクセスは、
電車の場合、
JR米沢駅より市内循環バスで10分、バス停「上杉神社前」下車から徒歩5分(上杉神社周辺)
車の場合、
東北道福島飯坂ICから国道13号経由で40km(1時間)
となっています。
米沢上杉まつりの駐車場について
米沢上杉まつりの駐車場ですが、期間中に約1000台分の無料駐車場が用意されています。
駐車場の場所は、
米沢市役所駐車場(市役所が休んでいる土日祝日に開放)
サクサ(株)、フジクラ電装(株)(5月2日・3日)
となっています。
また、土日祝日は市内の銀行などの駐車場なども利用することができます。
米沢上杉まつりの見どころは?
米沢上杉まつりは、5日間あり、それぞれの日で見どころがあります。
まずは「パレード」です。
色とりどりの衣装に身を包んだ1000人余りの踊り手が、米沢新調や花笠音頭のお囃子に乗せて市内を練り歩きます。
また、ちょうど桜の見頃となる「岬公園(米沢城址)」には屋台も出店されるため賑わいます。
また「武締式(ぶていしき)」も見どころです。
武締式は、5月2日に行われますが、上杉謙信が合戦の前に必ず行っていたという出陣の儀式がが再現されます。
赤々と燃えるかがり火の中で、五沾水の儀、軍神勧請といった神事が厳かに執り行われます。
最後には、謙信の出陣の合図で上杉砲術隊による発砲が行われます。
祭り最終日の見どころは「上杉行列」です。
上杉軍団の甲冑行列と絢爛豪華な神輿渡御が目抜き通りを練り歩きます。
神輿を中心に、山車、騎馬武者、小学生による鼓笛隊を従えて、総勢200人以上のパレードがあります。
上杉行列のルートは、10:20に大沼前、まちの広場出発と進み、12:00前に米沢駅に到着する予定です。
そしてお祭りのクライマックスとなるのは「川中島合戦」です。
松川河川敷で行われる川中島合戦では、戦国史上最大の死闘と呼ばれる、上杉軍と武田軍の激突が再現されます。
両軍の戦いは、上杉陣の雷砲三十匁筒の一斉射撃により火蓋が切られます。
謙信と信玄の一騎打ちの名場面である「三太刀七太刀」の再現や、火縄銃の発砲、刃を抜いての川渡りなど、総勢800人によって戦いのシーンが再現されます。
米沢上杉まつりの混雑状況と交通規制について
米沢上杉まつりでは、一番混雑するのが「川中島合戦」になります。
毎年約8万人の人出が予想されています。
ただ、観覧するだけでいいのなら、特に場所取りをする必要はないようです。
たいてい、この川中島合戦の前に行われる上杉行列を観覧してから河川敷に移動するというのが一般的となっています。
この川中島合戦では、桟敷席も用意されています。
有料にはなりますが、お土産付きでゆっくりと見ることができます。
販売は4月1日頃から開始され、4月下旬頃には完売してしまうため、早めの予約がおすすめです。
当日券もありますが、先着200名なので入手は難しいようです。