就職が決まった場合、親戚などから「就職祝い」をもらうことがあります。
この就職祝いですが、他の〇〇祝いと同様に
もらったからには、やはりお返しが必要になります。
入学祝いなどは、こういったお返しは親御さんがやっていたと思います。
ただ、就職祝いとなると親御さんまかせというわけにはいきませんよね。
そこで、就職祝いのお返しの相場とマナーなどについて紹介します。
就職祝いのお返しの相場はどれくらい?
この就職祝いは、一般的に内祝いというものになりますが、
この内祝いにはとくに決まりなどはありません。
就職祝いをもらったとしても、必ずお返ししないといけないというわけでもないんですね。
(お返しをすると逆に失礼!という意見もあります)
就職したとはいえ、就職してすぐなので給料ももらっていません。
そんな状態でお返しをもらうと、無理させたのでは?と逆に気をつかってしまいます。
でも、なにもせず放置というのも問題がありますよね。
そこで、まず就職祝いをもらったら、数日以内にお礼の電話や手紙を書くようにしましょう。
最近はLINEで済ますという人も増えているようですが、
こういったお返しではLINEではなくきちんとお礼を伝えるほうがいいでしょう。
お礼の電話だけではちょっと気が引けるということもありますよね。
そんな場合は、お返しとして品物を用意します。
結婚祝いや出産祝いのように、もらったお金の半分を返すというよりは、
ないか形のあるものとしたほうが印象はいいようです。
この就職祝いのお返しですが、
相場としては、もらった分の3〜5割程度とされています。
お礼の電話はすぐにしたほうがいいですが、
お返しはすぐよりも、初任給をもらったタイミングなどがいいでしょう。
どちらにしても、お返しで無理をしないようにしましょう。
就職祝いで無難な品物について
就職祝いを品物で返すといっても、何を贈るといいか迷いますよね。
そこで、これを贈っておけば無難という定番の品物を紹介します。
まず、就職祝いで人気があるのが「お菓子類」です。
少額でも上等な物がありますし、もらったほうもお菓子好きなら当然のこと、
苦手なお菓子だったとしても来客用に使えるのでもらって困ることはないでしょう。
もらった相手の好みが分かるとなおいいですが、
人気のある菓子折りを用意するといいでしょう。
お菓子の次に人気があるのがコーヒーです。
高級感がありオシャレな梱包のものもありますので、そういうものを選ぶと喜ばれるでしょう。
目上の人にも贈りやすい品物となっています。
食べ物でないのなら、普段使えるようなものが喜ばれます。
ちょっと高級なタオルなどは人気があります。
就職祝いのお返しのマナーは?
この就職祝いのお返しですが、マナーについても気になりますよね。
まず就職祝いのお返しとしては、「のし」をつけるとより丁寧になります。
親しい間柄であれば、のしはなくても問題はありませんが、
のしのサービスはたいていのお店であるので、利用するといいでしょう。
のしの表書きですが、「御礼」や「御挨拶」とするといいでしょう。
(本人が返すものなので内祝ではありません)
名前には就職した人の名前を書きます。
親の名前を入れる必要はありません。
水引は紅白・赤白の蝶結びのものにします。
就職祝いは、社会人になってもらう御祝になるので、
社会人として自分で用意するようにしましょう。
お礼の連絡なども親が行うのではなく、自分で直接行うのがマナーです。
両親から就職祝いをもらった場合は、こんなに形式張ったものでなくてもいいですが、
初任給で食事に招待したりするといいでしょう。
もしあまり深い付き合いがない方から就職祝いをもらった場合は、
お礼の連絡をした後、できるだけ早くお返しを用意するのがいいでしょう。
まとめ
就職祝いのお返しについては、
・もらったら数日以内にお礼の連絡をする
・お返しはしなくていい
・お返しをするなら後日に品物にする
・相場はもらった額の3〜5割程度
・できれば「のし」をつける
・決して無理をしない
となります。
社会人になったばかりで大変でしょうが、参考になれば幸いです。