秋の花粉症の原因は?ブタクサ・ヨモギの時期と対策について

秋の花粉症の原因は?ブタクサ・ヨモギの時期と対策について 悩み

暑さがやわらいで、過ごしやすくなってきた秋。

それなのに、くしゃみや鼻水が止まらなかったり、
目がかゆくなったりすることはありませんか?

「風邪かな?」と思っていたら、実は
秋の花粉症だった、ということもあるんです。

花粉症というと春のスギのイメージが強いですが、
秋にも花粉は飛んでいます。

そこで、秋の花粉症の原因と、飛ぶ時期、対策について調べてみました。

秋の花粉症の原因は?

秋の花粉症のおもな原因は、
ブタクサやヨモギなどの雑草の花粉です。

ブタクサ

キク科の植物で、
道ばたや河原、空き地などに生えています。

秋の花粉症の代表的な原因として知られていて、
日本で1960年代のはじめに最初に報告された花粉症も、このブタクサの花粉症でした。

ヨモギ

草もちなどに使われる、身近なキク科の植物です。

ブタクサの花粉がほとんど見られない北海道でも、
量はそれほど多くないものの、ヨモギの花粉は飛んでいます。

カナムグラ

アサ科のつる草で、
空き地や道ばたのフェンスなどにからまって生えています。

イネ科の雑草

イネ科の植物には種類が多く、
春から秋にかけて長い期間、花粉が飛びます。

秋の花粉が飛ぶ時期は?

ブタクサやヨモギ、カナムグラの花粉は、
夏の終わりから秋にかけて、8〜10月ごろに飛びます。

地域によっても時期は少し違っていて、
気象予報士のコラムで紹介されている観測の例では、ブタクサの花粉は
東北や関西で8月の中旬〜下旬ごろから10月中旬ごろまで、
関東では7月から12月ごろまでと、長い期間見られることもあるようです。

一方、北海道では、
ブタクサやカナムグラの花粉はほとんど見られないそうです。

10月は、まだ秋の花粉が残っている時期なので、
症状が出ている方は引き続き注意しておきたいですね。

春のスギ花粉との違いは「飛ぶ範囲」

秋の花粉の大きな特徴は、
飛ぶ範囲が数十〜数百mと狭いこと。

風に乗って遠くまで飛ぶスギやヒノキの花粉に比べて、
雑草の花粉は、生えている場所のまわりに多いんですね。

つまり、雑草が多い場所に近づかなければ、
花粉をかなり避けられるということです。

秋の花粉症の対策

秋の花粉症の対策は、
原因になる草に近づかないことがいちばんのポイントです。

雑草の多い場所を避ける

河川敷や公園の草むら、空き地などは、
ブタクサやヨモギが生えていることが多い場所です。

散歩やジョギングのコースに雑草が多い場合は、
この時期だけ道を変えてみるのもひとつの方法です。

自宅の庭などに生えている場合は、
花が咲く前に抜いておくと安心です。
すでに症状がある方は、マスクや手袋をつけて作業するか、家族に頼むとよいでしょう。

マスクとメガネで花粉を防ぐ

環境省の資料によると、マスクをつけると
吸い込む花粉をおよそ3分の1から6分の1に減らせるとされています。

顔にフィットして、すき間ができにくいものを選ぶのがポイントです。

また、同じ資料では、ふつうのメガネでも
目に入る花粉がおよそ40%減ったという実験結果が紹介されています。

家の中に花粉を持ちこまない

外から帰ったら、家に入る前に
服や髪についた花粉を軽くはらいましょう。

家に入ったら、手洗いやうがい、洗顔をして、
顔や手についた花粉を落とします。

表面がつるつるした素材の上着は、
花粉がつきにくいといわれています。

換気は窓を少しだけ開けて

窓を全開にして換気すると、花粉がたくさん部屋に入ってきます。

環境省の資料では、窓を開ける幅を10cmほどにして、
レースのカーテンを閉めておくと、
部屋に入る花粉をおよそ4分の1に減らせるとされています。

部屋に入った花粉は床やカーテンに残るので、
こまめに掃除をして、カーテンもときどき洗濯しておくといいですね。

洗濯物や布団は、雑草の多い場所が近いときは、
この時期だけ部屋干しにするのもひとつの方法です。

果物を食べて口の中がかゆくなったら

花粉症の人は、果物や生野菜を食べたときに、
唇や口の中がかゆくなったり、腫れたりすることがあります。

花粉のアレルギーの原因になる成分と、果物などの成分が似ているために起こるもので、
ブタクサの花粉症の人では、メロンやキュウリ、バナナなどで起こることがあるといわれています。

こうした症状に心当たりがある方は、医療機関で相談してみてください。

つらいときは早めに受診を

秋の花粉症の症状は、風邪とよく似ています。

  • くしゃみ、鼻水、鼻づまりが続く
  • 目のかゆみ、充血がある
  • 熱はないのに、毎年同じ時期に症状が出る

こんな場合は、花粉症かもしれません。

どの花粉が原因かは、
耳鼻咽喉科などの医療機関で検査を受けると調べることができます。

症状がつらいときや長く続くときは、自己判断せずに早めに受診しましょう。
症状が軽いうちから治療を始めるという方法もあるので、医師に相談してみてくださいね。

まとめ

秋の花粉症についてまとめると、

  • おもな原因は、ブタクサ、ヨモギ、カナムグラ、イネ科などの雑草の花粉
  • 飛ぶ時期は8〜10月ごろ(地域によって違いがある)
  • 飛ぶ範囲は数十〜数百mと狭いので、雑草の多い場所に近づかないのがいちばんの対策
  • マスクとメガネ、帰宅時に花粉をはらうなど、春と同じ対策も有効
  • つらいときは、耳鼻咽喉科などで相談を

秋の花粉症は、原因がわかれば対策しやすいのが救いですね。

花粉症についてはこちらの記事もどうぞ。
「風邪と花粉症の症状は違う?見分け方と飲む薬について」
「室内の花粉対策の効率のいい方法は?空気清浄機でも効果なし?」

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