最近では、SNSが普及したこともあって、
スマホなどで料理の写真を撮ることがよくあると思います。
美味しそうな料理をSNSに投稿しようと撮影してみたけど、
なんかちょっといまいち・・・。
こういうことってありますよね。
そこで、今回はスマホでうまく料理写真を撮るコツなどについて紹介します。
うまく撮影するためのスマホの設定
まずはスマホ側の設定でできるポイントです。
スマホに写真用のレンズがついていますが、
実はスマホのレンズは、長方形サイズで撮影すると、
ゆがみが起きやすくなっています。
そこで、スマホで撮影する場合には正方形にするのがおすすめです。
正方形だと、見せたい部分にフォーカスしやすいというメリットもあります。
また、SNSによっては自動で正方形になるところも多いので、
SNSにアップするなら正方形で撮影しましょう。
正方形にするにはカメラの画像サイズを縦横同じにするとできます。
次に画像編集機能です。
どのスマホにもついている機能ですが、これを活用すると写真がよく見えます。
いろいろな設定項目がありますが、特に、
・彩度(色の濃さ)
・シャープネス(輪郭の強弱)、
・色温度、色合い(色の暖かみの強弱)
の3つがポイントです。
例えば、彩度を少しあげると、
料理が生き生きと美味しそうに見える効果が出ます。
光の当て方
料理をおいしそうに撮影するコツとしては、
まず、明暗をはっきりさせることです。
そのためには、太陽光の当て方を考えます。
太陽光を当てると、器の影の部分や具の色や形がはっきりとしたメリハリのある写真になります。
光を当てる方向としては、
少し横から光を当てる「サイド光」にするとうまく撮影できます。
ただし、光が強すぎると明暗がつきすぎる場合があるので、
カーテンなどを使って光を弱めるのもポイントです。
料理の盛り方によって明るい部分と暗い部分が変わってくるので、
器を動かすなどして調整してみましょう。
夜など自然光が使えない場合は、蛍光灯の光を使います。
ただし、電灯が複数あると光同士が邪魔しあうので、
撮影する際には一番近い蛍光灯のみをつけるようにします。
距離・目線
料理との距離や撮影する目線でも印象がずいぶん変わります。
まずは全体を写して空気感を伝える方法です。
空気感を伝えるには、被写体から離れ、料理全体をしっかり見せます。
この時、まわりの余計なものを写さないようにするのがポイント。
迫力を出したい場合は、料理に接写する「寄り」で撮影します。
料理の素材感や質感がはっきり出て、迫力のある美味しそうな写真になります。
ポイントとしては、その料理で一番強調したい素材を主役にすること。
美味しそうに見せたいのなら、まずは寄りで、
上品・おしゃれに見せたいなら全体を写すようにするといいでしょう。
立体的に盛られたメニューの場合は、目線を下げて横から撮影します。
料理がはみ出るぐらいの横目線だと、料理の迫力や美味しさが伝わります。
最近流行っているのが、真上から撮影する方法です。
立体感がなくなりますが、料理の素材、器やテーブルクロスなどもしっかり見えるので、
アート感、かわいらしさが出ます。
メニュー別の撮り方
次はメニュー別のおすすめの撮り方です。
お弁当
お弁当は中身が分かるように上から俯瞰で撮るのがおすすめ。
おかずがきれいに見えて、弁当箱の形もあり、かわいく写せます。
献立
献立メニューの場合、何品か並ぶので、
すべて1枚に入れようとしがちですが、
そうすると、ぼんやりとした印象になってしまいます。
そのため、全体を写しつつも「主役」をつくるようにします。
肉料理
肉料理の場合は迫力を重視するため、寄りで撮影します。
カット肉なら肉汁がしたたる部分を中心にし、
かたまり肉ならボリューム感がわかるように上目から撮影します。
手作りスイーツ
作ったお菓子などは全体を写したくなりますが、
あえてどこか一部分にフォーカスして撮影するとかっこいいイメージになります。
パスタ
パスタの場合は、持ち上げずに動きを感じさせるようにするとおしゃれになります。
フォークにパスタを巻きつけて落ち上げた状態で撮影する方が多いのですが、
持ち上げずにお皿に乗せて撮影するとうまく撮れます。
ある程度寄りで撮影すると迫力もあっておすすめです。