薬味として利用されることが多い「ミョウガ(茗荷)」。
好きな方も多いのではないでしょうか。
この茗荷は、花のつぼみの部分になるのですが、
地面の中では地下茎が伸びています。
地表に出ている部分は茎ではなくて偽茎と言われていますが、この偽茎に土を盛って栽培して柔らかくしたものが「ミョウガタケ」です。
今回はこの「ミョウガタケ」の旬の時期や栄養・選び方・保存方法などについて紹介します。
ミョウガタケの旬の時期は?
ミョウガタケはミョウガの新芽にあたり、毎年春になると出てきます。
路地物の場合は、4月頃に収穫されますが、
ハウス栽培の場合は、11月中旬頃から5月頃まで出荷されます。
一番美味しい旬の時期は春で、
3月〜4月ぐらい
となっています。
ミョウガタケは、普通の茗荷よりも風味が少し弱く優しいのが特徴で、
シャキシャキとして食感に特徴があります。
調理法としては、生のままでも食べられますし、漬物や汁物にも使えます。
また、炒め物や天ぷらにするのもおすすめです。
ミョウガタケの栄養分と効能について
ミョウガタケの栄養分は茗荷とほぼ同じです。
一番の特徴としては、茗荷の独特な香り成分である
「アルファピネン」
があります。
このアルファピネンは、
発汗、呼吸、血液の循環などの機能を促す作用があります。
また、ホルモンバランスを整える効果もあり、
生理不順、更年期障害、生理痛などに効果があるとされています。
ミョウガタケの選び方と保存方法
いいミョウガタケの選び方のポイントとしては、
刈り取った根元の部分が白くきれいなものを選びましょう。
また、表面にハリと艶があるものがいいミョウガタケです。
紅色がついているものは見た目がいいため価値があるのですが、味にはほぼ影響がありません。
路地物の場合は、白い部分が長く青い部分が少ない方が柔らかくなっています。
ミョウガタケはあまり日持ちがしませんので、できるだけ早く食べたほうがいいでしょう。
保存する場合は、乾燥しないように袋に入れて冷蔵庫で保存します。
ミョウガタケは食感が重要なので冷凍保存はおすすめできません。
冷凍保存が不可能ではないですが、食感が失われることを覚悟の上で保存しましょう。