日本全国でいろいろなお祭りがありますが、
冬にも多くのお祭りがあります。
「八戸えんぶり」は、青森県八戸市で行われる民俗芸能で、
国の重要無形民俗文化財にも指定されています。
この八戸えんぶりは、青森冬の三大まつり、みちのく五大雪まつりに数えられています。
「えんぶり」と言うのは豊作を祈願するための舞で、
その舞で、馬の頭をかたどった烏帽子をかぶるのが特徴的です。
今回はこの八戸えんぶりの日程や会場、見どころなどについて紹介します。
八戸えんぶり2018の日程は?
八戸えんぶりは
例年2月17日から2月20日まで4日間開催されます。
2018年も2月17日(土)から2月20日(火)に開催されます。
お祭りの流れとしては、
30組を超える「えんぶり組」が17日の早朝に八戸市長者山の長者山新羅神社を詣でます。
その後、八戸市の商店街や近郊の農村部、市内各所でえんぶりが演じられます。
八戸えんぶりの会場について
八戸えんぶりは、八戸市内各所が会場となります。
例年日程は17日から20日なのですが、えんぶりが行われる場所は毎日違います。
会場によっては有料で予約が必要な場所もありますので、事前に確認しておいたほうがいいでしょう。
2月17日
奉納摺り(長者山新羅神社 ):7:00〜
えんぶり撮影会(長者山新羅神社):8:00〜9:00
えんぶり行列・一斉摺り・参拝(八戸市中心街)
えんぶり行列:10:00 鍛冶町出発
一斉摺り(十三日町・三日町・六日町・ヤグラ横町):10:40〜11:20
御前えんぶり(市庁前市民広場):12:15〜
えんぶり公演(八戸市公会堂)(有料):13:00〜15:30
かがり火えんぶり(市庁前市民広場):18:00〜、19:00〜、20:00〜
お庭えんぶり(更上閣)(有料・要予約):16:00〜、18:00〜、20:00〜
2月18日
史跡根城えんぶり撮影会(史跡根場の広場)(有料:入場料250円):11:00〜12:00
えんぶり公演(八戸市公会堂)(有料):13:00〜15:30
かがり火えんぶり(市庁前市民広場):18:00〜、19:30〜
お庭えんぶり(更上閣)(有料・要予約):16:00〜、18:00〜、20:00〜
2月19日
史跡根城えんぶり撮影会(史跡根城の広場)(有料:入場料250円):11:00〜12:00
えんぶり一般公開(市庁前市民広場):13:00〜、14:00〜
かがり火えんぶり(市庁前市民広場):18:00〜、19:00〜、20:00〜
お庭えんぶり(更上閣)(有料・要予約):16:00〜、18:00〜、20:00〜
2月20日
えんぶり一般公開(市庁前市民広場):13:00〜、14:00〜
かがり火えんぶり(市庁前市民広場):18:00〜、19:00〜、20:00〜
お庭えんぶり(更上閣)(有料・要予約):16:00〜、18:00〜、20:00〜
八戸えんぶりの見どころは?
八戸えんぶりの見どころとしては、やはり「えんぶり」の舞でしょう。
えんぶりは、馬の烏帽子をかぶり頭を大きく振る独特の舞です。
舞は、稲作での種まきや田植えの動作を表現しています。
お祭りの期間中は、市内各所でえんぶりが公開されますが、
一番のおすすめは、市庁前市民広場で夜に行われる「かがり火えんぶり」です。
かがり火えんぶりは、かがり火の光に照らされた中でえんぶりが披露されます。
また、「祝福芸」では、えんぶりの舞いの合間に子供たちによってパフォーマンスが披露されます。
かわいい衣装が特徴的です。
八戸えんぶりで使われる道具と楽器について
えんぶりには2種類あり、1つは「ながえんぶり」です。
ながえんぶりは、うたや仕草がゆったりとした優雅な舞で、
大夫の烏帽子も真っ赤な牡丹の花となっていて、鍬台(かんだい)と呼ばれる田畑を耕す鋤の柄を持っています。
もう1つは「どんさいえんぶり」です。
こちらは、うたも仕草もテンポが速く、うたの途中に掛け声が入ります。
5色の房が烏帽子についており、ジャンギという棒の先に金具がついたものを持っています。
どちらのえんぶりも、大夫が3~5人、歌い手が20~30人で構成されていて、
楽器は、笛、太鼓、手平鉦が使用されます。
駐車場と混雑状況について
八戸えんぶりですが、会場の周辺には専用の駐車場はありません。
また、交通規制も行われるので、公共交通機関を利用することをおすすめします。
電車で行く場合は、最寄り駅がJR本八戸駅で、そこから徒歩10分で会場周辺に到着できます。
混雑状況としては、期間の初日と日中の早い時間の公演が混雑する傾向があります。
遅い時間の公演は、気温が下がって寒くなるため比較的空いているようです。