スーパーなどに「葉唐辛子」という野菜が売っていることがあります。
この葉唐辛子とは、唐辛子が小さいうちに葉ごと収穫したものです。
葉唐辛子は、佃煮などの加工品として商品化されていますが、
葉唐辛子そのものは、あまり見かけないかもしれません。
ただ、葉唐辛子そのものから佃煮などを作ると、
かなり美味しく食べることができます。
今回は、この葉唐辛子の食べ方や栄養・効能などについて紹介します。
葉唐辛子の旬の時期は?
葉唐辛子は、とうがらしが大きくなる前に収穫します。
そのため、旬の時期としては、夏の終わりから秋にかけて、
8月〜9月
になります。
葉唐辛子そのものが販売されることは少ないのですが、
八百屋さんや道の駅などで見かけることがあるようです。
葉唐辛子の栄養・効能は?
葉唐辛子は、成分的には唐辛子とほぼ同じです。
唐辛子といえば、特徴的な栄養分としては「カプサイシン」があります。
カプサイシンには、脂肪燃焼効果があるとされていますが、その辛味のため多く摂取することができません。
しかし、葉唐辛子は辛味が少ないため、多く食べることができます。
また、唐辛子と違って、葉の部分も摂取することができます。
葉唐辛子の葉の部分には、
・ビタミンC
・鉄分
・カリウム
・カルシウム
といったミネラルも含まれているため、唐辛子よりも栄養価は高くなります。
新鮮な葉唐辛子の選び方と保存方法
葉唐辛子は、葉の部分を食べる野菜なので、
葉の緑色が鮮やかで葉先までピンと張ったものを選ぶといいでしょう。
唐辛子は、色が青いと若く、熟すほど赤くなりますので、
葉唐辛子についている唐辛子部分が青いものが若い葉唐辛子と言えます。
葉唐辛子の保存方法ですが、葉唐辛子は鮮度が落ちやすい野菜です。
そのため、すぐに調理して使ってしまうか、佃煮にするといいでしょう。
葉唐辛子の食べ方について
葉唐辛子の食べ方についてですが、葉にはアクがあるので、下茹でしてからアクを抜いてから使います。
少し苦味があり唐辛子の風味が感じられるくらいが美味しく食べられます。
定番の調理法は、やはり佃煮です。
佃煮にすると、長期保存もできます。
また、煮物に使ったり、味噌汁の具にしても使うことができます。