そろそろ日差しが強くなり、
紫外線対策を気にする季節になってきました。
紫外線対策の1つとして「帽子」がありますよね。
ただ、とりあえず帽子かぶっときゃいいんでしょ?
といった感じで適当に選んでる方いませんか?
この帽子ですが、色や素材によって、
紫外線への効果がずいぶん違ってきます。
今回はその辺りについて紹介しますね。
帽子の色による違いはあるの?
いろんな色の帽子がありますが、
当然色によって紫外線対策の効果が変わってきます。
紫外線カットという点から見ると、
黒 → 赤・青 → 黄色 → 白
の順で紫外線を通しにくくなります。
紫外線をどれだけ通すかという割り合いは、
一番通さない黒で1.7%、
一番通す白で19.4%
となっています。
ずいぶん違いますね。
夏場は白い帽子をかぶる人も多いですが、
UVカットで考えるとあまりよくないんですね。
ただ、当然ですが、黒の場合、
熱を吸収しやすいので暑くなるというデメリットがありますね・・。
以上のことから、理想の帽子の色としては、
外が白色で中が黒
となります。
白色は熱を吸収しにくく、紫外線を反射し、
黒色は紫外線を吸収します。
内側が黒がいいのは、地面で反射した紫外線を吸収するためですね。
中が白色の場合は地面で反射した紫外線を反射して、
日焼けの原因になったりします。
なので、外が白で中が黒が一番理想です。
帽子の素材による違いは?
正直、外が白で中が黒の帽子ってちょっとどうなの?
と思う方も多いと思います。
色による差はあるのですが、
素材によっても差があります。
普通に白い帽子がいい!という方も
問題なく紫外線対策ができますよ。
と言っても簡単なことで、
「UVカット加工」
された帽子をかぶればいいんです。
日傘やサングラスなどでも同様ですが、
UVカット加工されたものが販売されていますので、
たとえ色が白でもUVカット加工されていれば
紫外線対策としては十分効果があります。
じゃあUVカット加工ならどれでもいいのかな、
と思いがちですが、UVカット加工には2種類あって、
「UVカット素材」と「紫外線吸収剤」があります。
この紫外線吸収剤は、少し問題があって、
洗濯すると、吸収剤がだんだん落ちてしまう、
ということです。
なのであんまり洗濯を繰り返すと
紫外線対策としてはいまいちな帽子になってしまいます。
ということで、UVカット素材の帽子のほうがいいでしょう。
紫外線対策の帽子選びの他のポイントは?
最後に気をつけたい点が帽子のデザインです。
紫外線対策という点から見ると、
まずは「つば」。
つばは紫外線を防いでくれますので、
できればハットのように全体についているものがいいですね。
次に「生地の厚さ」。
当然生地が厚いほうが紫外線を防いでくれます。
ただ、厚いと暑くなるのが問題ですが・・・。
最後に「縫い目の粗さ」。
麦わら帽子などは縫い目が粗いので、
通気性はいいのですが、紫外線は通してしまいます。
まとめ
と、いろいろ挙げてみましたが、
全部満たすものってたぶんないと思います。
このうちのいくつかを検討してみてください。