春になると、桜がいっせいに咲き出しますよね。
日本ってこんなに桜の木があったのかぁ・・・
と思う季節ではあるのですが、
この桜が散ってしまうと・・・・。
そうです。「毛虫」が大量発生するんです。
庭に毛虫がぁ〜〜って方もいるんじゃないでしょうか。
そんな毛虫についてです。
毛虫の発生時期は?
毛虫の発生時期ですが、種類によって少し違うようです。
といってもたいてい暖かくなってくると発生します。
毛虫を見かけるのは、だいたい4月から11月ぐらい。
6月から8月に大量に発生します。
毛虫は成長すると何になるの?と疑問を持つ方もいるかもしれませんが、
たいていは「蛾」になります。
(蝶だったらよかったのに・・・)
刺されると腫れてしまうものもあるので、注意が必要ですね。
注意すべき毛虫の種類は?
基本的に毛虫は人を襲ってくることはないので、
間違って触らなければ問題はないのですが、
草むらなどでうっかり触ってしまう・・なんてこともあります。
特に注意するべき毛虫は「チャドクガ」の毛虫です。
毛には毒針があり、刺されると腫れ上がってしまいます。
毒針の毛は、幼虫が脱いだ皮や死んだ幼虫にも残っているので、
近くを通っただけなのに刺されてしまうこともあります。
刺されたことに気付いたら、応急処置をして医師の手当てを受けましょう。
チャドクガの毛虫は、ツバキやサザンカによく発生します。
桜によくついている毛虫は「ドクガ」です。
こちらも刺されると腫れますが、チャドクガよりは少しましなようです。
その他、刺される危険性のある毛虫としては、
・イラガ(サクラ、ウメ、ケヤキ、カキなどの樹木に発生)
・マツカレハ(マツ類の樹木に発生)
があります。
同じ毛虫でも刺さない毛虫もいます。
・マイマイガ(サクラ、クヌギなど)
・アメリカシロヒトリ(サクラ、カキなど)
・クスサン(クリ、クヌギ、イチョウなど)
・オビカレハ(サクラ、ウメ、モモなど)
刺さなくても気持ちのいいものではないのですが・・・。
毛虫の駆除方法は?
さて、駆除方法ですが、正直言うと完全に駆除するのは無理です。
(その前に木が枯れてしまいます・・・)
という前提で書いていきますと、
まずは殺虫剤のスプレーです。
ただ、あまり散布すると木に影響がでます。
また、スプレーの風で毛虫の毛が飛散することがあるので注意しましょう。
次の方法は、生理的に苦手な方もいるかと思いますが、
発見次第、割り箸などでひたすら取る、というもの。
取った後は、焼却するか熱湯で処理します。
ただ、大量の毛虫はちょっと・・・となるかもしれませんが。
また、駆除する時には、飛んできた毛が肌に触れないように、
手袋やマスクなどをつけて行うようにしましょう。
また、毛虫が発生しないように予防するのも1つの方法です。
毛虫は、葉の裏などに大量に卵を産み付けられていることが多いので、
その卵に気づかないと毛虫が大量発生してしまいます。
時々、葉の裏をチェックするようにするといいでしょう。
また、風通しのいい場所には、あまり卵は産み付けられないようです。
そこで、事前に桜の木をほどよく剪定しておいて、風通しをよくするのも毛虫の予防対策になります。
最後は人任せ(人じゃないけど)になりますが、
天敵の鳥におまかせする・・・といったところでしょうか。
まあ、どれだけ食べてくれるかは不透明なのですが、
発生する近くに餌付けをして、毛虫を食べてくれるのを祈る・・・。
とあまり効果的ではないかもしれませんが・・・。
まとめ
昔なら木にわらを巻いて集まったところを焼く、
という方法で駆除したようですね。
今は焼くと問題になりそうですが・・・。
毛虫の予防方法についてはこちらの記事を参考にしてみてください。
「毛虫を寄せ付けない方法は?予防方法と初期の駆除について」
他の害虫についてはこちらの記事もどうぞ。
「カメムシを寄せ付けない方法は?予防と駆除対策について」
「ムカデに効果があった予防方法と駆除の仕方について」