野菜などの食材を買いすぎたりして、
使い切れずに余ったものを冷凍保存している方も多いと思います。
ただ、野菜の種類によっては冷凍する前に下茹でしないといけなかったり、
また、調理のときに解凍しないといけなかったりで、
結構面倒なんですよね。
ただ、こんな冷凍保存の面倒さをなくした
「ダイレクトフリージング」
という方法があります。
今回はこのダイレクトフリージングの方法などについて紹介します。
ダイレクトフリージングとは?
これまでの冷凍保存は、下茹でしてから一口大にカットして、
それを容器に入れて冷凍する、というのが一般的でした。
そして、調理の際には解凍してから使うことになります。
(そのまま調理に使えるものもありますが・・)
このダイレクトフリージングは、そういった手間がほぼいりません。
では、このダイレクトフリージングの方法です。
食材によって多少方法が変わりますが基本は同じです。
まず食材を汚れを洗い流してから、よく水気を取ります。
そして、調理するときの大きさの一口大くらいのサイズにカットします。
それを袋に入れるのですが、そのときに、
食材はなるべく平らになるように並べます。
一通り食材を入れたら、できるだけ中の空気が残らないようにピッタリと閉じます。
こうすることで、食材を急速に冷凍されやすくなります。
ダイレクトフリージングのメリット
ダイレクトフリージングのメリットは、まず、
調理のときに解凍が必要ないという点です。
解凍せずにそのまま調理できるので、調理時間が短縮できます。
そして、次のメリットが栄養面。
野菜などは下茹でしないので栄養価が落ちません。
また、うまみもアップしますし、一度冷凍しているため、
味がしみこみやすくなります。
こんな風に調理面でも栄養面でもメリットがあるんですね。
食材別ダイレクトフリージングの方法
では食材別のダイレクトフリージングの方法です。
といっても基本はほぼ同じです。
葉物野菜
葉物野菜は、洗って水気を切ってから、食べやすい大きさにカットして冷凍保存します。
下茹でしてもいいのですが、しなくてもOKです。
使うときはそのまま使います。
炒め物や煮物などなんでもOKです。
また、冷凍した状態のままスムージーに使うという方法もあります。
キャベツなどもカットしてそのまま袋に入れて冷凍するだけです。
使うときは、そのままフライパンなどに入れます。
火が通りやすいので調理も簡単です。
きのこ類
きのこ類もダイレクトフリージングはできます。
下処理として、石づきの部分を取り除いて、バラした状態で冷凍保存します。
根菜類
大根やじゃがいも、かぼちゃなどの根菜類は冷凍保存に向かないのですが、
こんな根菜類でもダイレクトフリージングできます。
方法は薄くスライスしてから保存するだけです。
調理も解凍不要でそのまま投入します。
もやし
もやしもダイレクトフリージングできます。
これは袋のまま冷凍保存するだけです。
使うときは手でちぎって使います。
シャキシャキ感も残るのでおすすめです。
その他
このダイレクトフリージングは肉類でもできます。
肉の場合は、薄くスライスした状態を袋で広げて並べてから保存します。
解凍なしでそのまま使えますし、冷凍した状態のまま衣をつけて揚げることもできます。
他にも、作りおきした惣菜などもそのまま冷凍して使うこともできます。