最近「ヒトメタニューモウイルス」というウイルスが話題になっています。
なんでもタレントの飯田圭織さんのお子さんがこのウイルスに感染したそうですね。
もしかしたら始めて名前を聞いた方も多いかと思いますが、
これはどういったウイルスなのでしょうか?
今回はヒトメタニューモウイルスの症状と熱について紹介します。
ヒトメタニューモウイルスとは?
そもそも「ヒトメタニューモウイルス」とはどんなウイルスなのでしょうか。
ヒトメタニューモウイルスは2001年に発見されたばかりのウイルスで、
このウイルスに感染すると気管支炎や肺炎などを引き起こす原因になります。
気管支炎や肺炎などの呼吸器系の感染症の5%はこのヒトメタニューモウイルスが原因となっています。
最大の特徴としては、このウイルスは子供が感染しやすいという点です。
(当然ですが大人も感染します)
感染症の中には1度感染すると、もうかからないものもありますが、
ヒトメタニューモウイルスは何度でも感染する可能性があるウイルスです。
ただ、何度も感染していると免疫力が強くなるため、大人になると感染しにくくはなるようです。
ヒトメタニューモウイルスのピークの時期は?
このヒトメタニューモウイルスの感染する時期ですが、
大体3月〜6月ごろがピークになります。
特に、4〜5月が一番多くなります。
子供への感染が多いので、ちょうど入学式かそれから少ししてからの時期になります。
ヒトメタニューモウイルスの症状とは?
ヒトメタニューモウイルスに感染してしまうと、どんな症状が出るのでしょうか?
まず最初に表れる症状は「咳」です。
風邪をひいた場合にも咳は出ますが、それよりも長く続くのが特徴です。
長いとだいたい1週間ぐらいは続きます。
また、「熱が下がらない」という症状もあります。
発症してから4〜5日ぐらいは高熱が続きます。
他の症状としては、鼻水といった風邪と似た症状になります。
風邪の症状との違いは、風邪よりもひどくなり、期間が長いという特徴があります。
特に免疫力が低い小さいお子さんや高齢者などが感染すると、症状はさらに悪化します。
ヒトメタニューモウイルスの予防方法は?
このヒトメタニューモウイルスですが、どうすれば予防できるでしょうか。
予防方法としては、基本的に風邪やインフルエンザと同じ方法になります。
一番効果的なのは手洗いで、外出先から帰ってきたときや、
食事前などにはきちんと手洗いするようにしましょう。
ヒトメタニューモウイルスが感染する時期は、インフルエンザや風邪が一段落した時期になるので、
手洗いといった基本的な予防を怠りがちです。
だいたい夏前まではヒトメタニューモウイルスに感染する危険性がありますので、
その時期まではウイルス対策を怠らないようにしましょう。