夏頃になると、スーパーなどで「じゅんさい」という野菜が販売されます。
見たことがある人も多いかと思いますが、これはどんな野菜なのでしょうか。
そこで、この「じゅんさい」の旬の時期や食べ方、栄養分などについて紹介します。
じゅんさいってどんな野菜?旬の時期は?
「じゅんさい」は、水面に葉を浮かべる水草の一種です。
たいていは、淡水の沼に生息します。
沼底に根を張り、そこから多くの茎を伸ばし、緑色の楕円形をした葉を水面に浮かべます。
この茎から出てくる新芽は、ゼリー状のヌメリで覆われていて、食用として摘み取られます。
一般的には水煮されたものが、袋やビンに詰められて販売されます。
ただ、旬の時期になると、生のままパック詰めされたものも販売されるようです。
このじゅんさいの収穫時期は、
4月下旬から9月上旬で
旬の時期は、6月頃です。
じゅんさいの栄養について
じゅんさいは、見た目からも分かるように、ほとんどが水分です。
そのため、栄養価は高くない野菜になりますが、
食物繊維は多く含まれています。
また、じゅんさいはゼリー状のものが特徴ですが、
このゼリー状の成分は、多糖類に短いたんぱく質がつながったもので、
腎臓や肝臓の機能を向上させる働きがあり、
細胞を活性化させ老化の防止にも役立つと考えられています。
じゅんさいの食べ方と選び方について
じゅんさいの食べ方ですが、調理の際には、サッと茹でてから使います。
茹でる前に、じゅんさいを水で軽くすすいでから、沸騰しているお湯の中に1分ほど茹でます。
その後、すぐに取り出し、冷水で冷やします。
じゅんさいは、つるっとした感触が特徴なので、
和え物や酢の物、汁物などにすると特徴を活かした料理になります。
じゅんさいには、水煮でパックや瓶詰めされているものと、
生のままパックされているものがあります。
水煮のもののほうが安く販売されています。
じゅんさいの選び方としては、芽の部分が小さく、ゼリー状の部分が多いものが美味しいじゅんさいとされています。
保存方法は、冷蔵庫に入れて保存します。
生のままのじゅんさいは、鮮度が落ちやすいので、できるだけ早く食べるようにしましょう。