普段はあまり使うことはありませんが、
車を購入したり賃貸契約などの際には
「印鑑証明」
が必要になります。
印鑑証明は、まず印鑑を登録しておく必要もありますし、
なにより印鑑証明の取得には役所に行かないといけないんですよね。
でも、多くの人は役所になかなか行けないと思います。
できればだれかに代わりに行ってもらえないものか・・・。
そこで、印鑑証明を家族に代理で取得してもらう方法について紹介します。
印鑑証明を代理で取得する方法は?
印鑑証明の代理取得は、まず2つのケースに分けられます。
1つ目は「すでに印鑑登録をしている」場合です。
すでに印鑑登録をしているのであれば、登録したときにもらった「印鑑登録証」というカードが発行されているはずです。
このカードを持っていってもらいましょう。
念のため、代理で行ってもらう家族についても、認印と身分証なども持っていくといいでしょう。
印鑑証明の発行については、おそらく市役所などに書き方の見本があると思いますが、
代理で行く家族には、印鑑証明が必要となる本人の氏名・生年月日・住所を記入する必要があります。
基本的に委任状は必要ありませんが、自治体によっては違うこともあるため、念のため問い合わせてみるといいでしょう。
発行は基本即日にできます。
2つ目は「印鑑登録していない」場合です。
このケースの場合、まず印鑑登録からする必要があります。
そのためには印鑑登録をするための委任状が必要になります。
この場合も念のため、代理の家族の認印と、身分証も持っていきましょう。
印鑑登録の手続きをしたら、後日、本人の住所に郵送で書類が送られてきます。
この書類を持って再度役所に行くと印鑑登録ができます。
その後でようやく印鑑証明を発行する流れになります。
この場合、一度役所からの書類が送付されるのを待つ必要があるので、
日数がかかりますし、2回役所に行く必要があります。
もし、印鑑登録証のカードをなくしてしまった場合は、
印鑑登録証の紛失届を出してから、再度印鑑登録をする必要があります。
こちらも時間がかかります。
印鑑証明の発行にかかる日数は?
印鑑証明の発行にかかる日数はケースによって変わります。
すでに印鑑登録をしていて、印鑑登録証のカードがある場合は即日発行できます。
ただ、印鑑登録がまだだったり、カードをなくしてしまった場合は、発行するまでは数日かかります。
急ぎの場合なら、印鑑登録が必要の場合は本人が直接役所に行って手続きしたほうがいいでしょう。
印鑑登録の委任状の書き方は?
印鑑登録を代理でしてもらう場合は、委任状が必要になります。
委任状の書き方としては、
基本、横書きで、最初に「委任状」と書いてから、
・届けを出す日付
・届けを出す相手(例:〇〇市長 殿)
・本人の住民票に登録されている住所、氏名、連絡先、押印
・委任する内容(例:私は下記(または上記)の者を代理人として、印鑑登録証明書申請に関する権限を委任します)
・代理人の氏名、住所
本人だけでなく、代理人の分も連絡先と生年月日を記入しておくといいでしょう。
印鑑登録については、自治体が管轄しているので、手続きには多少の違いがありますが、
基本的にはここで紹介した流れになります。
さらに詳細を知りたい場合は、近くの役所に直接問い合わせてみてください。
また、印鑑登録証のカードがあるのなら、印鑑証明を発行する機械も設置されているところがありますし、
コンビニでも印鑑証明を発行することができますので、そちらを利用してもいいでしょう。