カフェインと聞くと、コーヒーを思い浮かべる人が多いと思います。
ただ、カフェインは他にもいろいろと含まれているんですよね。
お茶なんかも有名ですが、
意外と知られていないものも多いんです。
といっても、カフェインは摂り過ぎなければ問題はないのですが、
子供にはよくないとか、妊婦さんにはよくないとか、
そういう話も聞きますよね。
そこで、カフェインが多い飲み物と、
子供への影響などについてご紹介します。
カフェインの体への影響は?
まず、カフェインが体にどういう影響があるか、です。
カフェインを摂取すると眠れないとかいいますよね。
逆に眠気を冷ますものにカフェインがいっぱい入っていたりします。
ただ、他にもいろいろな影響があります。
(いいものも悪いものも)
では1つずつ挙げていきます。
まずはいい点から。
興奮作用
一番有名なのがこれ。
眠気や疲労を感じさせなくします。
そのため、栄養ドリンクなどにも使われています。
頭痛の緩和
脳細動脈が収縮するので頭痛が緩和するようです。
頭痛薬や鎮痛剤の成分としても使われたりします。
利尿作用
尿の生成を促します。
ということは、水分補給には向かないですね。
胃酸の分泌
食後にカフェインを摂ると消化の助けになります。
次に、悪い点です。
中毒性
カフェインには中毒性があって、
カフェインを断つとイライラしたり疲労感がでることがあります。
胃の痛み
胃酸の分泌とありますが、これが原因で胃が痛くなることがあります。
空腹時には注意したほうがいいでしょう。
貧血
カフェインは、鉄分や亜鉛などのミネラルの吸収を阻害します。
なので、貧血気味の方や鉄分が必要な妊婦さんは控えたほうがいいでしょう。
睡眠の質の低下
当然ですが、カフェインで眠気がなくなる、
ということは眠りが悪くなるということになります。
自律神経の乱れ
心臓に作用して心拍数や血圧が上がり、
自律神経のバランスが崩れることがあります。
中毒性がある、ということでしたが、
カフェインの効果は繰り返し摂取すると
だんだん効き目がなくなってきます。
子供への影響はどれくらい?
このカフェインですが中毒性があったり、
悪影響があったりと心配ではありますが、
大人の場合だと、1日にコーヒー数杯程度なら大丈夫なようです。
ただ、子供だと影響が大きいとかいう話を聞いたことがありますよね。
実際、大人より子供のほうがカフェインの影響は受けやすくなります。
ただ、どの程度までなら大丈夫かというのは
わりと基準がバラバラだったりします。
子供だと1日に体重1kg当たり2.5mgが目安です。
と言われてもピンとこないですが、
4~6歳ぐらいの子供でコーラ1缶、
10~12歳でコーラ2缶ぐらいまでが目安です。
妊婦さんだとコーヒーでカップ3〜4杯ぐらいまで、
となっています。
ただ、この辺りは個人差があるようなので、
例えばやたらテンションが高かったり、
眠れない、胃が痛い、疲れやすい
などの症状があればカフェインを控えたほうがいいようです。
カフェインを多く含む飲み物は?
最後にカフェインが含まれる飲み物とその量をまとめておきます。
玉露:150ml当たり180㎎
ドリップコーヒー:150ml当たり100㎎
インスタントコーヒー:150ml当たり85㎎
リポビタンD:150ml当たり75mg
抹茶:150ml当たり50㎎
レッドブル:150ml当たり48mg
紅茶:150ml当たり45㎎
ココア:150ml当たり30㎎
緑茶、ほうじ茶、ウーロン茶:150ml当たり30㎎
番茶、玄米茶:150ml当たり15㎎
ペプシネックス:150ml当たり15mg
麦茶、黒豆茶、杜仲茶、ハーブティーはカフェインが含まれていません。
また、コカ・コーラはカフェインの含有量は公表されていません。
まとめ
お茶はカテキンの効果でカフェインの効果が弱まっているんだそうです。
カフェインが気になるならやっぱりお茶ですかね〜。