空気が乾燥する時期になると増えてくるのが「唇の荒れ」。
唇がカサカサしたり、食べ物を食べたりすると痛みがあったりと、
なってしまうといろいろと大変です。
そこで、唇がなぜ荒れるのかという原因と、
予防方法と治し方について紹介します。
唇が荒れる原因は?
唇が荒れる原因にはいくつかあります。
まずは「乾燥」によるものです。
部屋の空気や、外の空気が乾燥していると、
唇や口の中から水分が奪われます。
唇の角質層は他の皮膚よりも薄いので水分が奪われやすくなっています。
また、体内の水分不足でも、唇まで水分が行き渡らないため、
唇の表面が乾燥することがあります。
また、口呼吸をすると、水分が蒸発して奪われやすいので、
唇が乾燥しやすくなります。
次は「アレルギー」によるものです。
例えば、リップクリームや歯磨き粉、口紅などが体に合わないと
拒否反応を起こして唇が荒れる事があります。
また、アトピーでも唇が荒れることがあります。
夏場でも唇が荒れ、唇や口の周りにシミがある場合は、アトピーの可能性があります。
次に「栄養不足」によるものです。
食生活の栄養のバランスが偏っていると、唇だけでなく他の場所でも肌荒れが起きます。
ビタミンB群や亜鉛などが不足していると、肌のターンオーバーが悪くなり、
肌荒れやシミの原因になります。
最後に「内臓が弱っている」場合です。
胃腸の調子が悪いなど、胃酸過多や逆流性食道炎などの症状があると、
唾液が酸性になり、唇が荒れることがあります。
夜寝る前に食べ物を食べたり、辛い食べ物をよく食べる方に多く起こります。
荒れた唇の治し方は?
では唇が荒れた場合の治し方です。
治し方は原因のところで挙げたものに対策をすればよくなります。
まずは「水分補給」です。
体が水分不足であれば、水分補給をすれば症状は改善されます。
次に口周りの乾燥の対策としては「マスク」が有効です。
マスクをすると口から吐いた息に含まれる蒸気が、
唇を潤わせてくれるため、乾燥対策になります。
リップや口紅が合わないため唇が荒れた場合には「ワセリン」を塗るといいでしょう。
ただし、まれにワセリンが合わない方もいるようなので、
違和感があれば使うのはすぐにやめましょう。
胃腸なども不調の場合は、病院で受診することをおすすめします。
(唇荒れを一晩で治す方法はこちら)
唇が荒れないための予防法は?
普段の生活で少し気をつけることで唇の荒れは予防できます。
まずは「加湿」です。
唇が荒れる原因には空気の乾燥があるため、
部屋などが乾燥しているのなら加湿するようにしましょう。
次に「鼻呼吸」です。
口呼吸をすると唇の乾燥の原因になるので、
なるべく鼻呼吸をするようにします。
鼻が詰まっているなど、口呼吸しかできない場合はマスクをするようにします。
次に「生活習慣を治す」ことです。
栄養不足や胃腸の荒れについては生活習慣を改善することで予防できます。
また、ストレスなどで胃酸が増えても唇が荒れる原因になります。
最後に「口紅やリップクリームの成分」です。
唇と合わない場合は、そのリップクリームなどに含まれる成分を注意してみてみましょう。
リップクリームで荒れる場合は、医薬品のリップクリームを使うといいようです。
医薬品のリップクリームには皮膚の再生を促してくれるビタミンや
抗炎症成分が入っているものがあるので、治りが早くなります。
まとめ
唇が荒れるのは原因が多いため、その原因にあった方法で治すようにすると、
治りが早くなります。