たまに料理の材料などで聞くことがある「エシャロット」。
エシャレットなどとも呼ばれますが、
まだまだあまりなじみのない野菜です。
このエシャロットですが、これは実は「らっきょう」を若取りしたもので、
らっきょうと同じものなんです。
ただ、エシャロットは生食できるため、らっきょうと区別するために
エシャロットと呼ばれています。
このエシャロットですが、
・ビタミンC
・アリシン
・カリウム
などといった栄養分があり、
血液をサラサラにしたり、動脈硬化や血栓防止、疲労回復
などにいいと言われています。
このエシャロットですが、実は家庭菜園などに向いています。
そこでエシャロットを簡単に育てることのできる方法について紹介します。
エシャロットの育て方のコツ
エシャロットの植え付けの時期は8月下旬から9月中旬頃となっています。
だいたい夏の終わりから秋にかけてが植え付け時期です。
収穫まではだいた7ヶ月と少しかかる期間は長めです。
エシャロットは種からでなく、種球から育てます。
1年草なので毎年新しい新球を植えて育てます。
種球は大粒のものを選ぶと大きいエシャロットが収穫できます。
プランターと土について
エシャロットに適しているプランターは20〜40cmぐらいの小型のものか、
60cm前後の標準のものでいいでしょう。
エシャロットは栽培途中で寄せ土を何回かするので、
底の浅いプランターは避けましょう。
土は市販の培養土で問題ありません。
プランターに7分目ぐらいまで土を入れておきます。
エシャロットの植え付け方法
エシャロットの植え方ですが、
種球を太い方を下向きにして7~8cm間隔で植えます。
その時、土に種球の半分程度が隠れるようにします。
その後、エシャロットの先端部分がわずかに見える程度に覆土します。
種球から芽が出ている場合は、土から芽が出るように植えます。
植え付けた後はたっぷりと水やりをします。
エシャロットのまし土について
エシャロットの栽培で一番重要になるのが「まし土」です。
エシャロットは、食べる部分が球の部分と茎になるのですが、
まし土を定期的に行って、白くさせると食べる部分が多くなります。
まし土は、追肥した後から収穫するまでの間に数回行います。
鱗茎と茎の基部に、太陽光が当たらないようにまし土をします。
水やりについて
エシャロットの水やりのタイミングは、
土の表面が乾いたら水をたっぷりあげます。
プランターで栽培する場合は、水はけの良い土を使いましょう。
水はけが悪いと種球が腐ってしまいます。
追肥について
エシャロットの追肥は、まず芽が出た時期に1回行います。
追肥は、化成肥料を約10g程度、土の表面全体に撒きます。
2回芽は、草丈が10㎝以上になった時期です。
この時の追肥は、土と混ぜるようにしましょう。
エシャロットの収穫について
エシャロットの収穫は秋に植えた場合、だいたい翌年の3月下旬〜4月中旬頃になります。
収穫のポイントとしては、葉が青く柔らかいうちに収穫するようにします。
時期がすぎると、葉が枯れてしまい、可食部分が固くなってしまいます。
エシャロットは生で食べることが多いので、固くなると食感が悪くなってしまいます。
そのため固くなる前に収穫するようにしましょう。
エシャロットを収穫する場合、収穫する量を移植ごてなどで掘り返し、
葉を掴んで引き抜くようにします。
掘り返した部分には新しい土を足しておきます。
まとめ
エシャロットは放っておいてもある程度育つ丈夫な野菜です。
また、秋から冬にかけて栽培するので害虫などがつきにくいため、
初心者でも比較的簡単に育てることができます。