この時期になると採れるようになる「わらび」。
山などに生えている山菜ですね。
この「わらび」。
もちろん食べられるのですが、下処理がいるんですよね。。
はい。
わらびをいっぱいもらったんだけど、
どうやって食べようかちょっと困ってまして・・・。
(なんでも近くの山でいっぱい採れるんだとか)
アク抜きの方法やら、食べ方やらレシピやらを
いっぱい調べてたので、
ご紹介しようかと思います。
わらびはなぜ灰汁抜きが必要なの?
わらびが面倒なのは灰汁抜きが必須というところ。
そもそもなんで灰汁抜きしないといけないのかというと、
わらびには「ブタキロサイド」という毒素が含まれています。
これを食べてしまうと「わらび中毒」になってしまいます。
アク抜きしないで食べると「わらび中毒」になります。
「ブタキロサイド」は発がん性物質で、
血小板や白血球に影響を及ぼしたり、骨髄を破壊してしまう・・・
という毒性の強い成分なんです。
おいおい、大丈夫かよ・・・と思ってしまいますが、
ちゃんと灰汁抜きをすればこの成分は簡単に消えてしまうので、
問題はありません。
なのでちゃんと灰汁抜きしないといけないですね。。
まあ、アクを抜かないとたぶんまずいと思いますが・・・。
わらびの灰汁抜きの方法
では、わらびの灰汁抜きの方法です。
といってもわりと簡単です。
ここで登場するのが「重曹」です。
ではあく抜きの方法です。
わらび300~500gに対して、
重曹が小さじ1/2~1杯ぐらいの割り合いにします。
(重曹が多すぎるとわらびの食感がぼろぼろになるので注意)
大きめの鍋に、お湯を沸かします。
(量はわらびをすべて覆うぐらい)
沸騰したら、重曹をいれ、わらびを入れてから火を消します。
この状態で半日〜一晩放置します。
その後、わらびを水でよく洗い、水をきります。
重曹なんてないよ〜〜って方。
実は「小麦粉」でも灰汁抜きができるんです。
(あさイチで紹介されていた方法です)
わらび100~200gに対して水が1リットル、
小麦粉は大さじ4杯、塩を小さじ2杯。
大きめの鍋に水、小麦粉、塩を入れてよくかき混ぜます。
鍋を中火にかけ沸騰させます。
(火にかけてから小麦粉を入れると固まるので注意)
次にわらびを入れ、弱火にしてから3〜4分煮て火を止めます。
わらびを水で洗い、冷水で10分ほどさらします。
(10分だとえぐみが残る場合があるので、その場合時間を長くします)
わらびの美味しい食べ方は?
わらび料理で定番なのが「おひたし」です。
灰汁抜きしたわらびを熱湯にさっと30秒ほどくぐらせてから、
醤油とかつお節をかけるだけ。
シンプルですがおいしいです。
また、ごま油と相性がいいので、
肉と一緒に炒めものにしたり、
鶏がらスープと塩で味付けしてナムルにするのもオススメです。
また、天ぷらも美味しいですね。
天ぷらならアク抜きはいらないように思う方もいるようですが、
天ぷらでも灰汁抜きは必要なので忘れずに。
また炊き込みご飯やおこわもオススメです。
まとめ
わらびは水煮にしたものがスーパーでも売っていますが、
自分で灰汁抜きしたほうが食感がいいので、
できれば自分で調理したほうがいいですよ。