テレビを見てたら「れんこん」の特集をしていました。
蓮根といえば、泥だらけのところで収穫しているっていう
映像がわりと有名ですが、
そういやあまり食べてないなぁ・・・ってことで、
栄養とかどうなのか調べてたんですが、
これが意外とすごい野菜でした。
そんな「れんこん」の栄養と効能、
効果的な食べ方についてご紹介します。
れんこんの栄養分は?
蓮根の主な栄養分はでんぷんですが、
他の特徴的な栄養分としては、
「ビタミンC」があります。
ビタミンCが含まれている食べ物はいくつもありますが、
蓮根の場合、澱粉が多いので加熱してもビタミンCが壊れず残るのが特徴です。
次に「ミネラル」。
カリウムや鉄分、銅、亜鉛が多く含まれています。
また、野菜では珍しく「ビタミンB12」が含まれています。
これは鉄分を吸収する働きがあります。
また血を造るビタミンとして知られている「ビタミンB6」も含まれています。
次に「食物繊維」。
不溶性の食物繊維が豊富です。
次に「ムチン」。
これは蓮根が糸を引く成分です。
納豆やオクラなどと同じですね。
また「タンニン」も含まれています。
最後に「レクチン」です。
免疫力を上げる働きがあります。
レンコンの効能は?
上に挙げたようにれんこんには多くの栄養分が含まれています。
まずは壊れにくいビタミンCで、「アンチエイジング効果」が期待できます。
またタンニンのポリフェノールの抗酸化作用とあわせて、
肌や皮膚の老化を防ぎ、美容効果が期待できます。
不溶性の食物繊維が豊富なので、「便秘解消」にも効果的です。
デトックス効果だけでなく、血圧を正常に保つ効果もあります。
次にムチンの働きで「胃もたれ」「胸焼け」に効果が期待できます。
ムチンには、胃壁の保護や、荒れた胃の粘膜を修復する働きがあり、
消化を促す作用もあります。
また、滋養強壮にも効果があります。
この消化促進と便通の改善でダイエットに効果的ですね。
また、ビタミンB12とビタミンB6の効果で、「貧血」にも効果的です。
最後に最近わかってきた効能ですが「花粉症」「アレルギー改善」です。
れんこんには抗アレルギー性のある成分が含まれています。
花粉症の人にれんこんで作った錠剤を3か月摂取させたところ、
約6割の人の症状が改善した、という報告があるようです。
効果的なレンコンの食べ方は?
こんないい効能がたくさんある「レンコン」ですが、
効果を発揮するにはどれくらい食べればいいのでしょうか?
レンコンの理想的な摂取量は1日20〜30gとなっています。
量にするとだいたい輪切りで1枚分。
意外に少ないですね。
ただ、花粉症などの場合、3ヶ月毎日摂取してください。
次にできれば「皮ごと食べる」ほうが効果的です。
皮にはポリフェノールが多く含まれています。
なので、皮をむいたり、水にさらしたりするとポリフェノールが抜けてしまいます。
皮を使うメニューはあまり多くありませんが、
皮ごとのほうが効能という面からは効果的なんですね。