春もすぎてくると、「紫蘇(しそ)」のシーズンになります。
家庭菜園などをやっている人で、庭にしそが生えてきて、
処分に困っている・・・なんて方もいるのではないでしょうか。
しそって一度生えてくると、際限なく生えるので、
結構大変ですよね。
もちろん、食用として使うけど、そんなにしそって食べないし、
かといって採らないと増殖するし・・・。
ただ、この「紫蘇」。
実は健康に関していろいろな効能があるんです。
例えば花粉症にいいとか。
なので、その効能についてまとめてみました。
紫蘇は花粉症に効果ある?
まずは花粉症。
しそには「αリノレン酸」という成分が含まれているのですが、
この成分は摂取すると体内で「イコサペンタエン酸」に変化します。
このイコサペンタエン酸がアレルギー症状を緩和する働きがあります。
これが紫蘇が花粉症に効果がある、といわれている理由です。
紫蘇には普段よく見かける「青じそ」と「赤じそ」があるのですが、
効能を期待するなら赤じそがいいようです。
ただ、赤じその旬は6月〜8月。
なので、花粉症のシーズンとは少しずれます。
ただ、青じそでも効果は期待できるので、
赤じそのシーズンじゃないときは青じそで代用しましょう。
紫蘇の効果・効能は?
しそには他にもいろいろと効能があります。
まずは神経をしずめる効果です。
しそを常食していると、神経のイライラがおさえられることが確認されています。
精神安定になるので、不眠にも効果が期待できます。
また、花粉症だけでなく、他のアレルギー症状も緩和する効果があるので、
蕁麻疹(じんましん)やアトピー性疾患にも効果が期待できます。
しそはもともと食中毒防止として使われてきた側面があるので、
下痢や腹痛が改善されるという効果もあります。
しその主成分は「ロズマリン酸」という成分なのですが、
このロズマリン酸には活性酸素を除去する効果があると言われています。
活性酸素といえば、老化の敵ですよね。
そのため、老化防止としても効果が期待できます。
また、ロズマリン酸には炭水化物がブドウ糖に変化するのを防ぐ働きもあります。
これは炭水化物が体内で吸収されにくくなるので、ダイエットにも効果が期待できます。
しそは単なる薬味というイメージが強いですが、
健康に関してはかなりの効能がある万能植物なんですね。
しそジュースの作り方
最後に「しそジュース」の作り方を紹介します。
なんでしそジュースなのかというと、しそを大量に摂取できるからです。
ここまで挙げてきた効能も、わりとたくさん摂取しないとあまり効果がなかったりします。
かといって、普通の食事ではそれほど大量に食べられないのですよね。
そこで、多く摂取するのに最適なのが「しそジュース」です。
作り方も簡単ですし、保存もききますよ。
<材料>
赤しそ:30~50枚くらい(お好みで)(なければ青じそでもOK)
水:1L
砂糖:100~150g
クエン酸:小さじ1/2~1杯
しそが苦手な方はクエン酸をリンゴ酢にするとマイルドになります。
<作り方>
まず、しそはよく水洗いをします。
次に、鍋に1Lのお湯を沸騰させ、しそを3~4分程度煮出します。
その後、しそをとりだし、砂糖を加えます。
粗熱が取れたころに、クエン酸やリンゴ酢などを加えます。
ここで味見をして、酸味や甘みを調整します。
保存方法は冷蔵庫でOKです。
シソディップの作り方
世界一受けたい授業で、より多く紫蘇を接種できる「シソディップ」が紹介されていましたので、
その作り方をまとめておきます。
まず材料ですが、
・青じそ 20~30枚
・くるみ 5~6個
・オリーブオイル 110㏄
・塩 1.5g
・にんにく 1/6かけら
を用意します。
作り方は、これらの材料をすべてミキサーにいれて混ぜるだけです。
簡単ですね。
このシソディップの食べ方ですが、
まずはクラッカーにつけてディップにするのがおすすめです。
また、パンにつけて食べたり、野菜スティックをつけるのもいいそうです。
まとめ
しそが花粉症に効く、と聞いたのでいろいろ調べてみたら、
いろんな効能があって驚いた、というのが正直なところです。
庭に大量に生えてきて困っている方は、ジュースにしてみるといいのではないでしょうか。
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