最近では、昔はあまり見かけなかった野菜がスーパーで販売されるようになりました。
そんな野菜で、見た目が小さな玉ねぎみたいな野菜として
「ペコロス」
があります。
今回はこのペコロスの旬の時期と栄養分・保存方法などについて紹介します。
ペコロスってどんな野菜?旬の時期は?
ペコロスは、プチオニオンとも呼ばれ、直径3~4cm位の小さな小玉ねぎの総称で、
通常の玉葱と比べて10倍くらいの過密状態で栽培することにより小さく育てたものと、もともと小さい品種のものがあります。
過密状態で栽培するタイプのペコロスは、愛知県の知多地方の特産品となっています。
普通のたまねぎの糖度が9なのに対して、ペコロスは糖度が11もあります。
もともと小さい品種のものは、北海道産のものが多くなっています。
見た目は少し大きめとなっています。
ペコロスは一年中流通していますが、旬の時期としては冬の時期になります。
ペコロスの栄養分は?
ペコロスの栄養分は、玉ねぎとほぼ同じです。
特徴としては、玉ねぎと同様に、涙が出る成分である硫化アリルがあります。
この硫化アリルは涙を出させるだけでなく、肉や魚の臭いを消す働きもあります。
また、身体にとっては、消化液の分泌を促したり、新陳代謝を盛んにする働き、血をサラサラにする働きがあり、高血圧や糖尿病などに高い効果があると言われています。
他にも、ビタミンB1と結合しやすいため、ビタミンB1の吸収を促す働きもあると言われています。
ペコロスの食べ方について
ペコロスは小さな玉ねぎなので、調理方法なども基本的には玉ねぎと同じです。
ただ、大きさが小さいので、スープなどの煮込み料理やオーブン料理にして食べるといいでしょう。
皮をむいたものを、そのまま丸ごと煮込むなどすると美味しく食べられます。
レシピとしては、やはりスープやポトフなど、煮込み料理が人気です。
玉ねぎを使うよりも、見た目がおしゃれな料理になりますよ。
ペコロスの選び方と保存方法
ペコロスの選び方としては、まず表面がしっかりと乾燥しているものを選びます。
表面の茶色い皮がしっかりと乾燥していて艶があり、傷などが無い物を選びます。
当然ですが、新芽や新しい根が出始めていないものを選びます。
また、同じ大きさであれば、できるだけ重いものを選びましょう。
重いほうが、水分をしっかりと保っています。
軽い物は乾燥しすぎているか、傷んで空洞ができている可能性があります。
ペコロスの保存方法は、玉ねぎと同様に風通しのいい冷暗所で保存しましょう。
切って使いかけのものの場合は冷蔵庫で保存します。