この時期、ご飯を炊飯器で炊いたものを食べようとすると、
なんか黄色い・・・、ということがあります。
こうなると、見た目だけでなく、味も落ちてしまいますね。
できれば黄ばみを防いでご飯を美味しく食べたいものです。
そこで、ご飯が黄ばむ原因と予防する方法について紹介します。
ご飯の黄ばみの原因は?
炊いたご飯が黄色くなってしまうのは、
いったいなにが起こっているのでしょうか。
炊いたご飯を長時間保温するなどしておくと、
ご飯に含まれているアミノ酸と糖分が反応してしまいます。
(アミノカルボニル反応と言います)
その結果、メラノイジンという褐色の色素ができます。
これがご飯の黄ばみの原因です。
また、この時に揮発性の物質もできるため嫌な臭いもします。
また問題なのは殺菌が繁殖することです。
お米には、パラチス・セレウス菌という菌がついているのですが、
この菌は100度で加熱しても死滅しません。
そのため、炊いたご飯を長時間保温しておくと、
この菌が繁殖し、食べると下痢になったりすることもあります。
原因は米?炊飯器?
長時間保温しておくと、黄ばみが起こりやすくなるのですが、
実際にはそれほど保温していなくてもすぐに黄色くなってしまう場合があります。
これの原因は何なのでしょうか?
まず考えられるのが「お米」です。
お米が古いものだと水分が不足していることが多く、
その結果、パサパサになり黄ばみが出る場合があります。
お米が原因の場合、お米を収穫してから期間が経っていない新しいものにすると改善されます。
次に考えられるのが「炊飯器」です。
古い炊飯器だと黄ばみやすくなる、ということが多いようです。
理由はいろいろあるようですが、ヒーターのセンサーに異常が出ていて、
温度管理がうまくいっていないという場合が多いようです。
炊飯器が原因の場合は、炊飯器を新しいものに買い換えると改善されますが、
炊飯器は高いので原因を調べたい場合は、
そのお米を鍋などで炊いてみてください。
それでも黄色くなるのならお米が原因ですし、そうでないなら炊飯器が原因の可能性が高いです。
まとめ
ご飯の黄ばみの一番の予防方法は、食べる分だけご飯を炊いて保温せず食べきる、
ということですね。
これが一番安全です。
また、残ったご飯を保温せずに冷凍するのもいい方法です。
特に夏場は傷みやすいので長時間の保温は特に避けたほうがいいでしょう。